【歯ブラシと歯磨き粉の正しい使用方法】

みなさん、こんにちは。

足立区竹ノ塚の歯科・歯医者

稲葉歯科医院 院長の正井です。

今回は「歯ブラシと歯磨き粉の正しい仕様方法」について、お話しいたします。

 

みなさんが毎日行っている歯磨きですが、本当に間違っていませんか?

知らないうちにお口の中にダメージをあたえている可能性があります。

 

◆歯磨き粉をつけたら、すぐには磨かない!

みなさんが歯磨きをする時、歯磨き粉をつけたらそのままお口へ入れて磨いていませんか?

これはNGです。

 

◆なぜNGなの?

理由は、歯磨き粉が歯の特定の部分にだけ沢山ついて、お口の中全体に歯磨き粉が行き渡らないからです。

  

歯磨き粉を歯ブラシにつけたら、まず歯全体に塗るようにしてから磨くか、歯磨きを

する前に歯ブラシの毛の中に指で歯磨き粉が埋め込まれるように歯ブラシになじませてから磨くようにすると良いでしょう。

 

◆歯ブラシは水につけてからが正解?

歯磨きをする時、ほとんどの人が歯ブラシを水につけて濡らしてから使用するのではないでしょうか?実は、この使用方法は間違いです。

 

◆「磨いた気」になる

歯ブラシを濡らしてから歯磨き粉(歯磨剤)をつけて行うと、良く泡立ちますよね。

そのため、少しの時間でお口の中が泡で満たされて来ます。

お口の中全体が泡だらけになれば、お口全体を「磨いた気」になりませんか?

  

磨いた気になったために、細かいところの汚れやプラークが落ちていなくて、雑に歯磨きをしたようになってしまいます。

 

また、歯磨き粉に配合されている成分も歯に作用する前に泡とともに流れてしまう可能性があります。

 

磨くときは乾いた歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨くようにしましょう。

 

◆歯磨き粉のつけすぎも注意!

しかし、歯磨き粉のつけすぎには注意です。

歯磨き粉は歯ブラシの毛の部分のだいたい3分の1程度を目安につけるようにしましょう。

 

◆歯磨きは強くゴシゴシと?

歯磨きをする時に、汚れが落ちるようにと強くゴシゴシ磨いている方はいませんか?

これも間違いです。

 

力を入れてブラッシングしてしまうことで、歯の表面のエナメル質や歯茎を傷つけてしまう

原因となります。

 

◆歯ブラシは鉛筆持ちで!

歯磨きをする時は、鉛筆を持つように歯磨きを持ち、柔らかめの歯ブラシで細かく振動させながら、優しく磨くようにしましょう。

 

◆歯磨き後のうがいは何回も行う?

歯磨きを行った後に行ううがいですが、あなたは何度もうがいをしていませんか?

これも間違った歯磨きの方法です。

 

歯磨きをした後に何度もうがいをしてしまっては、お口の中に残っているフッ素などの成分も一緒に洗い流してしまいます。

そのため、せっかくキレイに歯磨きしたのに歯磨き粉の効果が低減してしまいます。

 

◆うがいはコップ一杯にとどめる

うがいをする時は、コップ1㎝程度(10~15㏄)のお水でうがいをするようにしましょう。

その後30分程度は飲食しないようにしましょう。

 

稲葉歯科医院

院長  正井 敬子

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